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臭いの基礎知識

ニオイとは空気中に漂う物質を嗅覚でとらえる感覚のことをいいますが、実に様々な種類があります。
日常生活においてもニオイはあらゆるところに存在します。
空気に感じるニオイ、住居のニオイ、花や草木のニオイ、コーヒーやお茶のニオイ、カラダから発するニオイ、化学物質のニオイなどなど本当に沢山あります。
一般的にはあまり良くない場合に「臭い」、良い場合「匂い」と表記することが多いようです。
臭いを感じる仕組みは、ニオイの成分をもつ物質が鼻から吸収され、鼻の奥の粘膜組織にある細胞で感知され、その信号を脳のに伝達して、ニオイとして認識されます。
人間の発する臭いにも沢山の種類があるますね。
息の臭い、汗の臭い、尿や便の臭い、カラダから発する体臭や加齢臭などなど。
特に口臭、加齢臭、足の臭い、ワキガなどは、それぞれ個人差があって気にならない程度から近寄りがたいレベルまで差があってひどい場合には不快感を与えるものもあります。
自分の程度を認識して他人に不快な思いをさせないように心掛けたいものです。
口臭

口臭の原因はほかの臭いと違って様々な原因があります。
その多くは口の中で細菌が発生する揮発性の物質です。
そもそも口の中には多くの細菌が存在しています。この中で口臭を発生させるのは嫌気性の細菌です。
酸素が減少すると活発になり、臭いを発する物質を生み出します。
唾液の分泌量が減少すると口臭を起こしやすいと言われています。
その他にも虫歯や歯周病、内臓の疾患、免疫力の低下など不快を与える口臭の原因は数多くあります。

体臭

体臭と言っても汗の臭い、頭皮の臭い、ワキの臭い、足の臭いなど広範囲にわたります。体臭の原因のひとつは汗と皮脂が混ざり雑菌が発生する場合があります。
また腸から発生する物質の臭いも体臭の原因になります。
また病気が原因の体臭もあります。
糖尿病、腎臓病などの疾患が原因の体臭や皮膚の病気が原因の体臭もあるようです。

加齢臭

加齢臭は体臭と違い皮脂腺から発生する臭いが原因です。
これは脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことによって生まれる「ノネナール」という物質が原因で、脂肪酸と過酸化脂質の分泌量が増加し、ノネナールが増加するためと言われています。
加齢臭は男性だけなく女性にも発生しますが、ホルモンの関係などで中高年男性に多く発生します。

ワキガ

汗には、アポクリン腺から分泌されるものとエクリン腺から分泌されるものの2種類ありますが、アポクリン腺の分泌物が空気に触れると変質する性質をもっているため、皮膚の細菌によって分解され独特の臭いを発するようになります。
これがワキガ臭の原因です。

■参考資料

[悪臭防止法により規制されている物質]

アンモニア      NH3    肉類の腐敗臭(するどい刺激臭)
トルメチルアミン  (CH3)3N  魚類の腐敗臭(刺激ある魚臭)
メチルメルカプタン  CH3SH   野菜類(タマネギ、キュウリ)の腐敗臭(刺激硫黄臭)
硫化水素       H2S    卵、牛乳の腐敗臭(腐卵腐敗臭)
アセトアルデヒド   CH3CHO  刺激性化学臭(エーテルのような刺激臭)
硫化メチル     (CH3)2S   野菜類(キャベツ)の腐敗臭
二硫化メチル    (CH3)2S2   野菜類(キャベツ)、ノリの腐敗臭
スチレン       C6H5CH=CH2  プラスチックを燃やした臭