口臭に関しては食べた物の飲んだり食べたりした時の後の臭いがあり、特に臭いのキツイにんにくやキムチを食べた時、お酒などを飲んだ時、お酒の中でも日本酒や焼酎は特に臭いが強く感じられます。
この時、胃から上がってくる臭い、口中の臭い(歯茎等に食べカスが付いての臭い)があります。こうした食と口臭の関係から口腔ケアに注意することで口臭対策は行うことができます。
さらに食生活の面から改善を考えることもできます。
不規則な食生活を続けるていると唾液の分泌量が減ってしまい、口の中が乾燥しがちになります。
口の中が乾燥すると、細菌が繁殖する環境になりやすいのです。
規則正しい食生活では、唾液が分泌され細菌の繁殖を防ぐことができるため口臭を防ぐことにつながります。
また不規則な食生活では体調を崩したり栄養不足になったり、口臭の原因となってしまう可能性があるのです。
人間がカラダから出すニオイ物質の原料は、食べ物と関係があります。
摂取したタンパク質や脂質などからニオイが生成されますが、特に脂質が大きな原因となることがあります。
体臭の最大の要因である皮脂腺やアポクリン腺から分泌されるニオイ物質は脂質からつくられる脂肪酸などです。
不快な体臭を改善するためには脂質の摂り方が影響します。
脂質はカラダにとって欠かせない物質ですが、体臭の予防のためには脂質を適度に摂取することも必要です。
重要なのは動物性の脂肪酸を控えめにし、オレイン酸が多く含まれるオリーブ油などを摂り入れたいものです。オレイン酸は酸化されにくく、過酸化脂質も生成しにくいため体臭予防に役立つとされています。また、ゴマ油やシソ油に含まれるαーリノレン酸が効果的と言われています。
体臭の対策として肉食中心から野菜中心の食生活がよいわけですが、加齢臭はさらに原因となる物質・ノネナールの対策として抗酸化作用のある食べ物を摂りたいものです。
中でも、ビタミンCを含む食べ物や大豆には抗酸化作用のある物質が多く含まれています。
ビタミンEが含まれる雑穀、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルが含まれる食べ物がおすすめです。
その他、梅干、わさび、生姜などにも効果があるようです。
いずれにしろ和食中心の食生活にシフトできれば理想的ではないでしょうか。
またタバコやお酒の量などにも注意したいものです。
こうしたカラダの内面への対策とカラダの外側へのケアの両方を重視しましょう。
※口臭も体臭も臭いの対策としては全体的にバランスのとれた規則正しい食生活が大切な要素となります。
特に体臭、加齢臭対策では重要です。体臭を引き起こすのは、アポクリン汗腺から分泌される脂肪や皮脂腺から分泌される脂肪酸が原因となっていることが多く、特に皮脂腺からの分泌物が不快な臭いの原因となる場合があり、食事内容を改善することで体臭が軽減されるケースもあるようです。
体臭のもとになる物質は動物性脂肪や動物性タンパク質などの代謝物ですので、体臭対策を考えた食事には、臭いのもととなる動物性タンパク質や脂肪を控え、腸内の善玉菌を増やすことが大切です。
また、食物繊維を多く摂ることも臭いの物質を排出することにもつながります。
食物繊維は、便をつくるのに最も大きな要素であり、臭いの物質を積極的に体外に排出してくれるのです。
いずれにしても肉食中心でなく野菜果物中心のバランスの摂れた食事、腸の環境を整えてくれる様な食べ物を摂取することが体臭・加齢臭対策、同時に足の臭い、ワキガの臭いや便の臭い対策になると考えられるのです。